プレ花嫁の実に91.7%(*)が行っているブライダルエステ。「結婚式の日は自分史上、最高のキレイを実現したい」という花嫁の切なる思いが込められています。でも、エステ初心者にとっては不安や疑問は付きもの。そこで今回はブライダルエステで何ができるのか、基本をレクチャーします。
ブライダルエステって何?
結婚式の日に最高に美しくなるためのエステ
通常のエステが、定期的に通うことでキレイな肌やボディを維持するためのものであるのに対して、ブライダルエステは花嫁姿(ドレス姿)が最高に美しくなるように、ゴールが明確に設定されたエステ。主な目的は次の4つです。
・ドレスが映えるボディやフェイシャル
・お悩みの改善
・自信を持って結婚式当日を迎えること
・準備期間中のリラックス
先輩花嫁へのアンケートを見ると、ドレスで露出する部分のシェービングはマスト。フェイシャルを中心に美肌ケアも多くの人が受けています。お悩みが大きい場合や、期間、予算に余裕がある人は、この機会に集中して引き締めにもチャレンジ。一方、リラックスを求めるリラクゼーションの実施率は低め。
大きく分けるとケア内容は主に4つ
■ケア内容/顔やうなじ、背中などの産毛をカミソリでそる。毛を処理するだけでなく、肌表面の古い角質が取れ、化粧ノリがよくなる効果も期待できる。フェイス周りだけでなく、腕や背中、うなじもケアする人が多い。
■タイミング/挙式1週間~3日前
■回数・所要時間/1回、美肌ケアなど他の施術と合わせることが多いので、60~120分を目安に
■注意事項/シェービングは理容師免許など熟練の技術が必要なので、サロン選びは慎重に。また、肌が敏感な人はカミソリ負けの可能性も考慮して、1カ月前くらいにお試ししておく。
■ケア内容/フェイシャルを中心に、デコルテや背中、二の腕などドレス姿で露出する部分のお肌を、汚れを除去したり、パックやマッサージなどでキレイに整えるケア。お悩みに合わせて、ニキビ対策や美白、毛穴ケアなどお店によっても多彩な施術を用意している。
■タイミング/6~2カ月前(理想は6カ月前)
■回数・所要時間/1回~十数回まで予算や期間に応じて選択。先輩花嫁への調査によると、最も多かったのが「5~10回」。1回当たりの時間はカウンセリングを含めて120分を目安に。
■注意事項/特に肌の弱い人はエステで使う化粧品が合わない場合も。不安がある場合はパッチテストなどで肌質をチェックしてみよう。また、お悩みがある場合は実年齢+約28日間をかけて新陳代謝を繰り返し生まれ変わる肌のターンオーバー(※)を意識して、時間をかけて新陳代謝のサイクルを重ねる期間を取ってケアするのがおすすめ。
※ターンオーバーの期間は諸説あり
引き締め
■ケア内容/主にドレス姿で露出するボディラインやフェイスラインの引き締め。マッサージで脂肪を燃えやすくしたり排出を促したり、専用のマシーンを使用して脂肪細胞に働きかけるようなケアも。部位では、二の腕の引き締めをする人が最も多く、フェイスライン、背中に続いて、ウエストやおなか周りをケアする人も。
■タイミング/6カ月前~2カ月前
■回数・所要時間/代謝や脂肪の柔らかさ、施術内容によって変わる。1カ月に1~3回を2~5カ月続けるのがおすすめ。1回あたりの所要時間は施術によるが、マッサージの場合40分くらいを目安に。
■注意事項/袖の長さ、シルエット、背中やデコルテの開き具合などドレスのデザインによっては、施術すべきポイントも変わるので、どこを優先的にケアすべきかきちんと見極めておくことも大切。
リラクゼーション
■ケア内容/全身をもみほぐしたり、アロマでトリートメントしたり、他のエステが肌やボディラインなど見た目をキレイにするという美容目的であるのに対し、「癒やし」を目的とした側面が大きいのがリラクゼーション。式準備と仕事の両立など、多忙な花嫁が疲れを癒やすために通うことも多い。とはいっても、代謝促進したり血流をよくしたりといった効果も期待できるため、美容を意識してケアする人も。
■タイミング/式準備中~式直前
■回数・所要時間/予算や体の状況に合わせて30分~
まずはお試しからチャレンジを
先輩花嫁の中でも、式準備前から定期的にエステに通ったことがあった人は約3割程度で、多くの場合、エステ初心者です。自分に必要なケアを見極めるのに有効なのがお試しエステ。肌の状態やお悩みに向き合って、しっかり吟味するために早めに検討を開始しましょう。