既婚者の皆さまは、今年で結婚してから何年目なのか、きちんと覚えていますか。夫婦が永遠の愛を誓い合った日をお祝いする結婚記念日。夫婦の絆を再確認するために、毎年お祝いしている方も多いのではないでしょうか。結婚記念日の中でも金婚式や銀婚式はよく知られていますが、結婚記念日は金婚式や銀婚式以外にもたくさんあります。そこで今回は、結婚記念日の数え方と結婚記念日一覧などをご紹介します。
結婚記念日の数え方
結婚記念日の日付は覚えていても、次の結婚記念日で結婚何年目になるのか覚えていない、分からないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。結婚記念日の数え方は、年齢と同じです。結婚したその年を0年目とします。つまり、結婚した年の1年後に結婚1周年記念日を迎えます。例えば、2015年に結婚した場合は2016年に結婚1周年、2017年に結婚2周年、2025年に結婚10周年です。
たくさんある結婚記念日一覧
結婚記念日の中でも、結婚から25年目の「銀婚式」、結婚から50年目の「金婚式」は有名です。しかしこの2つ以外にも呼び名が定められている結婚記念日はたくさんあります。結婚記念日発祥の地であるイギリスでは、15年目までは1年単位、それ以降は5年単位で祝う風習があり、それぞれに呼び名が付いています。なお、結婚記念日には記念日に贈るものの名前が付けられています。
【1年目】紙婚式
【2年目】藁婚式(綿婚式)
【3年目】革婚式
【4年目】花婚式
【5年目】木婚式
【6年目】鉄婚式
【7年目】銅婚式
【8年目】ゴム婚式
【9年目】陶器婚式
【10年目】錫婚式(アルミ婚式)
【11年目】鋼鉄婚式
【12年目】絹婚式
【13年目】レース婚式
【14年目】象牙婚式
【15年目】水晶婚式
【20年目】磁器婚式(陶器婚式)
【25年目】銀婚式
【30年目】真珠婚式
【35年目】珊瑚婚式
【40年目】ルビー婚式
【45年目】サファイア婚式
【50年目】金婚式
【55年目】エメラルド婚
【60年目】ダイヤモンド婚
例えば、結婚1年目は「紙婚式」と言い、アルバムや手帳などの紙製品を贈ることが習わしです。2年目は「藁婚式」や「綿婚式」と呼ばれています。質素倹約をして贅沢をしないように、木綿製品を贈ることが風習です。結婚後、年数を重ねれば重ねるほど、結婚記念日の贈り物も豪華になります。1年目は紙ですが、「アルミ婚式」「錫婚式(すずこんしき)」と呼ばれる10年目は、アルミや錫(すず)でできたものを贈ります。さらに20年目は「磁器婚式」「陶器婚式」は、磁気や陶器の食器を贈ることが一般的です。25年目は銀製品を贈るため「銀婚式」、50年目には金製品を贈るため「金婚式」と言います。さらに海外では、結婚75年目になるとプラチナ、80年目には樫、85年目にはワインを贈ります。
結婚記念日を花で祝う
結婚記念日は、贈り物にプラスして花をプレゼントしましょう。 結婚記念日の本場イギリスでも結婚4年目の「花婚式」は、花が咲いて実がなること同様、実りの多い結婚生活を送ることができるようにと花を贈る習慣があります。花を贈る場合は、奥さんの好きな色の花を贈ったり、毎年違う種類の花を贈ったりすると、より素敵な記念日を演出できます。もしも、夫婦に思い出の花がある場合は、その花を贈ることもロマンチックです。プレゼント用に花束にしたり、アレンジメントにしたりして、華やかに見えるよう工夫しましょう。
また、記念日に合わせた品種や本数の花を贈ると奥さんに喜ばれる可能性が高くなります。例えば、結婚25年目であれば25本の花束、40年目のルビー婚にはルビーの色に合わせた赤い花などを贈ってはいかがでしょうか。銀婚式や金婚式の場合はより大切な節目であるため、花ではなく観葉植物や果樹を記念樹にする方法もあります。ただし鉢植えは手を掛ける必要があり、人によっては負担になることがあるため、注意しましょう。
おわりに
結婚記念日には、それぞれの夫婦の祝い方があります。海外の結婚記念日は基本的に夫から妻へ贈り物をする日とされていますが、日本では互いに贈り物をし合ったり、子供や孫からプレゼントを贈ったりすることもあります。夫婦の絆をさらに強くしたい方には、結婚記念日は良い機会です。日頃は照れくさくて伝えられない気持ちも、この際思い切って全て伝えましょう。相手を思う気持ちが素直に伝われば、素晴らしい結婚記念日となるはずです。仲睦まじいままで金婚式や銀婚式を迎えられるよう、1回1回の記念日を大切にしてくださいね。